実家から通える施設で管理栄養士として働くことが、大学時代の夢でした。現在、夢が叶って介護が必要な利用者さんに対して栄養管理を行うのと、手作りおやつや行事食などを提案する仕事をしています。たとえばひと言で嚥下...飲み込むといっても、口の中の状態や食べるときの癖などによって飲み込みやすさには違いがあります。あるいは認知症が進んで飲み込む行為自体を忘れてしまっている場合も。元気な人から寝たきりの方までいるなかで、皆さんが満足できる食事やおやつを提供できるよう、介護士さんや看護師さんの意見を聞きながら工夫しています。月に一度、県内の高齢者施設の栄養士が集まる研究会は、貴重な情報収集の場に。また、大学時代の友だちと先生のゼミ室に伺ってお互いの話をすることも、仕事の励みになっています。
山口 友希 2015年3月卒業 管理栄養士 金津雲雀ヶ丘寮勤務

