柿本ゼミでは,絵本や児童文学などをはじめとした子どもの文化に関するテーマを扱います。子どもの文化は、時代や社会の影響を色濃く反映するものであることを踏まえつつ、ひとつの物語が時代と共に変容していく様を異なる時代の絵本や文学作品・新聞記事などを収集し比較・検討したり、質問紙調査やインタビューなどを用いて文化財や教材の現場での活用状況を調査したりと、それぞれの問題意識に沿った研究手法で課題に取り組んでいきます。どのような物語をどのような形で次の世代へ手渡していくべきかを自分自身で判断できる、すぐれた批評眼をもった保育者・教育者の育成を目指しています。

<卒業研究テーマの一例>
「日本神話の浸透性」
「小学校国語科『伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項』に関する意識調査」
「保育における大型絵本の受容」
「障がい児教育における絵本読み聞かせの効果について」
「オノマトペ絵本『もこもこもこ』の人気」